2023年5月27日|兵庫県のパナソニックリフォームクラブ|八幡コーポレーション

時代Ⅲ

こんにちは!特販課の桑垣です、

去年の年末に崩れ出した実家に帰りましたところ、刀の鍔(つば)が出て来まして、錆びてボロボロになってましたが、少し青錆が出ていたので、

もしやと思い磨いて見ますと、銅で出来ていて感激しました。それから時代劇を見るたびに、刀の鍔に注目しています。

時代劇と言いますと、今年の大河ドラマは徳川家康です。

私は小さい頃から歴史が好きで、小学生の頃、図書室で初めて借りたのが北里柴三郎、2回目に借りたのが織田信長、3回目に借りたのが豊臣秀吉でした。

普通だと4回目は徳川家康となるのですが、関西人だからか、祖父の影響か、家康は面白味がなく、性格が悪いと思い、家康が嫌いで興味がありませんでした。

ところが21歳の頃、山岡荘八の徳川家康全26巻に出合い、62歳の今に至るまで私のなかでは最高の小説で、5回目を読み直しています。

家康本人より、徳川家臣が何代も掛けて支える苦労は何度涙を流したかわかりません。20代~60代と読むたびに新しい発見、また新しい感動があります。

今年の大河ドラマ初回は、全く内容もイメージも合わず「なんやこれ」と思いましたが、最近はドラマの奥に味わいが感じられてきました。

40歳の頃より山岡荘八の徳川家康の小説は、特に辛い感動の場面があります。家康が大坂の陣で淀君と秀頼を駕籠(かご)で迎えにいくのですが、

孫ほど年齢違う家臣が家康の命令を聞かずに鉄砲を打ちかけて、それが原因で自害するとゆうシーン。

家康は泣きながら大阪城から少ない人数で二条城に引き上げ、誰にも合わない…少し平和になると、誰もが平和のありがたみを忘れ、

戦をしたがる若者を嘆いてるシーン、戦を無くす為に捧げた自分の人生がまた崩壊していくシーン、挫けずにまた一歩一歩、平和に向けて生きていく姿をまた見たいものです。

1950年~1967年まで17年を掛け、1965年には、2時間ものの映画化、1973年頃就職する大学生のバイブルと言われ、

1983年頃は経営者の教本と言われた、山岡荘八の徳川家康…今、姫路市のどこに行っても売っていません。

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