身近にある洗剤の使い分け
早いもので11月に突入し、そろそろおうちの大掃除に取り掛かっていこうと思っている方もいらしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は油汚れに対するこんな実験をしてみました!
(実験)
①表面の滑らかなパネルに油性マジックで落書きし、汚れに見立てます。
②そこに各液性の違う家庭にありそうな洗剤をかけて5分放置します。
③柔らかい食器用スポンジで擦って落ち方を見てみます。
(結果)
アルカリ性の洗剤のみ落ちました。
(考察)
汚れの成分が油性マジックなので油汚れに近い為、アルカリ性洗剤が有効でした。
他の2種類は泡ではなかったのですが同じように擦ってもほとんど落ちませんでした。
また、油汚れ以外の汚れの再現ができませんでしたがそれぞれの液性の特徴をまとめてみました。
『酸性』・・・お風呂のシャワー廻りや鏡のウロコ状の水アカ、くすみを取るに有効です。
『中性』・・・万能で手荒れ等も少ないですが酸性アルカリ性の得意とする汚れは落ちにくい場合もあります。
『アルカリ性』・・・キッチン廻り(特に換気扇)の油汚れにお勧めです。また、洗濯用洗剤も衣服の襟、袖廻りの皮脂汚れを落とすためアルカリ性が多いです。
ほかのおすすめの使い方はクルマのホイールのブレーキダストの汚れやバンパー等に着く虫汚れも簡単に落ちます。
色々な研究された商品が出ていますので「○○性だから」と言って必ず汚れが落ちるとか落ちないのではなく、
目の前にある汚れに対していつも使う洗剤が落ちにくければ液性の違う洗剤を試してみてはいかがでしょうか。
最後に…人によっては手荒れの心配もありますので必ずゴム手袋の着用をおすすめします。